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◆アイドル論 ~ワンマン・生誕・リリイベ・握手会~

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今日は芸能雑誌記者の方と2時間意見交換しました。

 

こちらからはdelaの2019年前半の戦略をお話しました。お聞きしたアイドル界全体的にはちょっと書けないことの方が多いです。時期を見計らってまた書きます。

 

それとは別件で新潟の件での書き込みが僕の目にも入りまして、(あ、先ほど発表があったようです)自宅に押し掛けられて怖い思いをされた山口さんにはお見舞いの気持ちしかないです。その他のことは、あまり推測では書かないことにしています。

 

それよりも名古屋のグループの会社としての独立?の情報を今日初めて聞きまして驚きました。メンバーさんとファンの方にとってより良い方向に向かうといいですね。

 

 

 

 

 

さて、こないだは「卒業制度」について書きました。

 

パフォーマー辞めてもdelaとして活動する選択肢を残すこと、戻ってこられる環境を確保することについては概ねご賛同の意見が多くて安心しました。

 

OS☆Uを創ったとき「AKBのマネだ!」ってよく言われたんですが、ちょっと心外でして、毎回書いてますが僕は1989年から始めて形態を変えながら続けてる活動なので、「おニャン子クラブ」のマネだ と言われればなんの反論もございません。

 

 

ただ、「握手会」については「会いに行けるアイドル」の定義とイコールですから、これを最初に発明された方には敬意を持ちつつオリジナルレギュレーションで流用させてもらっています。(ん?それやってる限りマネ?おニャン子時代はなかった?う、うんそうかも・・・)

 

以下弊社の考え方をまとめてみましたのでご一読ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【握手会について】

 

 

delaの場合原則、机を挟んだ形しかとりません、セキュリティー面と必要以上の接触を防ぐためです。

チェキも基本撮りません。写真のクオリティが美少女ユニットとしてあまり宜しくないのと、僕の世代だと、もともとは「写真として現像できない衣服の女性」を撮影していた歴史を知っていますのでどことなく抵抗を感じてしまいます。

であれば握手する時間内でお客様のカメラで綺麗に撮ってくださいよ、という感じです。

 

以前、某都市のアイドルグループと一緒になったとき、チェキを撮る際に抱きあったり、顔を密着させて撮影してる風景をみて「うわー・・・・」ってメンバーとドン引きしていたらそのファンの方から「なんか文句あんのか?!」と怒られました。

 

文句ないです、はい、ヨソ様のことです。すみません。

 

ただ、僕がプロデュースしているのは芸能活動をするタレントですので、僕の中のタレントの線引きは「机の挟んだ距離をとっての握手とサインと1ショット撮影」というふうに決めています。そんな僕からみたらその光景が異様だっただけでございます。

 

 

 

 

 

握手会は大事です。

 

 

 

 

 

他のグループさんでも、ルックスとダンスと歌はイマイチだったけど握手会の対応が素晴らしいので人気が出た。という話をよく聞きますね。

 

これは歌とダンスが上手じゃない方への救済策にもなってます。アイドル論でよく書く「ラグビーの組織論」にもピッタリハマります。足が遅くても、キックがヘタクソでも、人よりも前に押せる力があればポジションをゲットできるから。

 

 

 

 

 

握手会は大事です。

 

 

 

 

 

delaはご存知のように企業・団体のスポンサーに多数ついていただいています。

そのイメージモデルを選定する場合にはルックスやスキル、Twitterのフォロワー数のほかに、直接さくらパンダ広場やオアシスに見に来られることもしばしばあります。

 

握手会列がその指標になっていることは言うまでもありません。

 

 

 

 

 

握手会は大事です。

 

 

 

 

なによりファンの方の笑顔です。

以前、通りすがりに「こいつらええ年こいて何やってんだ」って笑った奴を追いかけて殴り合いになりそうになったことがあります。

 

ムカつきました、何も知らない哀れな奴です。

「さわー、ありがとう!今週イヤなことばっかだったけど、また1週間仕事がんばれるわ!!」

「紗英ちゃんと話すと嫌なこと全部わすれるわ!」

「百合ちゃん、明日テストだから気合入れてもらっていいかな?」

 

彼女たち、どんだけ社会貢献しとるんか?と思いません?今のストレス社会、元気や勇気をもらうってすごく大切ですよ、年齢とか性別とか関係ないでしょう。

 

 

 

 

握手会は大事です。

 

 

 

 

 

でもいわゆる個々人の「バック」はしません。これは大人数のユニットの場合「今度私にも来てくださいよー」の一言がメンバー間の抗争に発展しかねません。なぜなら10代の女の子に現金の「バック」をした瞬間、ファンは「応援してくれる方」から「カネをもってくるモノ、またはカネそのもの」へと認識が変わってしまわないとは言い切れません。

 

 

その後はより多くの「カネ」を稼ぐため、前出の過剰なサービスや、挙句もっとバックのいい職業への転職を促す可能性も大きいです。

 

 

そして僕が甘えます。もう彼女たちのためにテレビ局やラジオ局やクライアントにアイディアを持ち込み、頭を下げることはなくなるでしょう。これはもう芸能文化の発展から大きく外れてしまいます。

 

 

あ、余談ですが、愛梨澄(小6)が握手会にきてくれた方の人数を手にメモしてるんです。あとで聞いたんですけど握手会ひとりにつきお母さんから80円おこずかいがもらえるらしいんです。なんて可愛いらしい家族ルールでしょう!!

この「お母さんバック」は当然事務所も認めましたよ。今もやってるかどうかわかりませんが、握手会で聞いてあげてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ワンマンライブについて】

 

 

delaは「ワンマンライブ」という二重に間違った和製英語を公に使用することはありません。

高校時代英語の単位を落とした僕がいうのもなんですが、「名古屋から世界へ」を標榜しているグループが大文字や小文字や☆の入り混じったグループ名はつけられないし、「バンドのボーカルなどが一人でLIVEすること」を和製英語の定義と考えるなら女性グループのLIVEに使用することは避けています。

 

 

ただし、いちいちそれを否定するようなことはしません。会話の中で「今度のワンマンさあ?」に対しては普通に答えます。

ただ、公には「単独LIVE」と呼んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

【生誕祭について】

 

 

ちょっと話はそれますが、単独ライブですごくきれいなお花、いつも本当にありがとうございます。

ただ、毎回ロビーを埋め尽くすほどのファンの方々からのご厚意に、少々恐縮しています。

 

 

 

 

 

あれ、もしご負担になっているのなら、遠慮なく申し出てください、決して無理をしてまですることはないと考えます。

どなたかから提案があったかもしれませんが例えば「〇期生の皆様」でまとめていてもみんなで写真撮ってましたし。

 

 

花いらねーよ、て意味じゃないですよ、もしご負担になっているのならご意見ください。

 

 

 

 

 

あ、「生誕祭」

 

お釈迦様や故人の偉人に使用される言い回しです。でもアイドルという単語自体が元々偶像崇拝からなる宗教的な意味を含んでいますし、日本では「巫女=アイドル」論も存在するくらいですから、これもわざわざ訂正しません。

 

 

それよりも基本的な考え方は「ファンの方が個人またはグループで誕生日を祝う」ことであって、事務所はそれを阻害するようなことはしないという方針です。

 

 

でもdelaは20人くらいいるグループですからこれもご負担になっているのなら考え方を変えなければならないかもしれませんね。

 

 

冷酷かもしれませんが、活動1年未満のメンバーにあまり過剰なお祝いは避けるべきだと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【CDリリースイベントについて】

 

これもよく聞かれますが「なぜdelaはメジャーデビューしないのか?」

あまりにも夢がないです、今までのレコード会社のやり方がウチと合わないだけです。何回も書いてますのでご覧ください。

 

 

オリコン社がまたルール改正を発表しました。

いわゆるリリースイベントについて、「会場の写真を参照して1人につきCD3枚までのカウントとする」のが主なルールです。

つまり一人の熱心なファンの方が100枚買ってもオリコンには3枚分しか反映されません。

 

とはいえどこまでいっても抜け道はあるもので、オリコンさんも大変だなあと思います。

 

 

 

 

そもそもCDってそんなに何枚も必要ですかね?友達に「これきいてみてくれ」って渡すのってせいぜい5枚とかじゃないです?

 

delaのCDレギュレーションは4枚までしかないです。もちろん40枚くれって言われて拒否はしません。でもレーベルや事務所が自ら射幸心を煽って何十枚分の特典つけるのにはとても違和感を覚えるのです。

 

僕が前やってたグループがメジャーレーベルからCD押し付けられたものだから「CD100枚買ったらメンバーと大須でお散歩」みたいな特典を発表したことがあって、僕が「それはあかんやろっ、風俗じゃねーんだから」て書いたら当時のファンから「辞めたお前に関係ねーだろ!」ネットでボッコボコに袋叩きにあいました。

 

今となってはヨソ様のことですので仰るとうりだと反省しております。ごめんなさい。

 

 

ただ、当時はまだメンバーの親御さんとも親交があったし、今だからバラすけど実際、当のメンバー達から相談をうけてたんですよ。繰り返しますがヨソさまのことはあんまり口出しちゃいかんですな。ロクな目に合わない。

 

それに、ファンの方から「俺たちにも『これだけ協力したぞ!』って達成感みたのがあるんだよ、それを奪わないでくれ」って教えられて、なるほど、ごもっともだ、と納得した次第でございます。

 

 

 

 

 

 

 

delaの作家でもありレーベル代表の近藤薫さんには本当に感謝しています。

 

 

「こんなにリリイベ真面目にやんないのdelaくらいですよ」っていいながらいつもdelaに素晴らしい楽曲を提供していただいてます。ちなみに新曲「薔薇薔薇,‘nGIRL」は売り切れまして、急いで増版しました。今週は静岡でリリイベ真面目にやります。

 

 

まあ、とは言っても今年は色んな企業様や行政とのタイアップ曲などがすでに夏までに5曲決まっていて、ファンの皆様にはご負担をかけることになりそうです。

 

ヨソ様の意向が入ってくると僕だけの判断ではどうにもならないこともあります。その時は「特典」がたくさんついているかもしれませんがよろしくお願いいたします。

 

その際は「おめー!コラ!全っ然話が違うじゃねーか!!」って怒りながらご無理のない範囲でご購入ください。

 

 

 

 

【さいごに】

 

何回も言いますが文中の例えを見て「それウチのグループのことか!!」って噛みついてくるのやめてくださいね、2000もグループあればどっか当てはまるでしょうし、「僕が違和感を感じる」だけの話です、正義は時と見る角度によって変わっていきます。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 


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