今日の名古屋市消防出初め式、ありがとうございました。
凄い数のひとでしたね、5,000人以上参加されたようです。
名古屋市消防局様とのコラボレーションは2月に恐ろしいことが起こります。
愛知県警様からも「delaのファンは本当にマナーがいい」と褒められたばかりですが、今度は自衛隊の方からもお褒めの言葉をいただきました。おかげでまた大きなお仕事に繋がりそうです、皆様本当にありがとうございます。
「プロデューサーが現場に出ることによってそのグループは低くみられる、秋元さんやつんくさんがCD売ってるとこ見たことあるか?」
という業界関係者からのご助言は7年前からいただいていますが、僕はこの仕事は「肌感覚」がすごく大事だと思っています。
微妙なニーズの流れ、変化を求められるタイミング、そしてファンの方々の率直なご意見、これは現場にいないと感じ取れません。
何よりトラブルも起こりやすい現場です、その場にいないと対処できないことも多々あります。
ミスやトラブルが起こった時に、普段からファンと接していれば直接自分の言葉で説明して、時には去年の夏みたいに謝罪して、納得していただければ残るし、納得いかなければみんな去るでしょう。
なんも知らずにネットでガタガタ騒ぐ奴は、大概僕とは面識もない現場にも来たことない部外者です。
(↑こういう言葉遣いを現役のアイドル・またはその代筆者が書くのはやめましょう、グループの品位が下がります)
僕はいつでも話するって言ってるんですから現場に直接来たらいいのに、と思います
まあ、いずれ出られなくなる時が来るまでは、なるべく行くようにします。ぶっちゃけ、好きなんでしょうね、現場が。
あと、一部のファンと友達みたいにお話することは避けています、どれだけ常連さんでも基本敬語。これは始めてdelaのLIVEを見に来た人も公平に対応するためです。
でもファンを卒業してしまった方とは逆に親交を続けたりもしています、僕が勝手に友達だと思っているのかもしれませんが、去年は駅西で一緒にラーメン食べたし、OS☆U時代のファンからは今年も何人か年賀状届きました。
delaのファンは職業も様々で学生・学者・医療関係者・公務員・銀行員・プロレスラー・・・
中でも学校の先生が知る限り3人いらして、よくお話します。
そのおひとりが「これだけメンバーいると親御さん大変でしょう?」と
「いやいやいや!先生の方が大変でしょう!」
そうなんです。先生が一番大変です。
昨年、とあるお金持ちのグループが、ビル一棟まるごとライブハウスにして、自分たちでアイドルグループをつくり、そこを拠点にする、そこにスーパーバイザーとして入ってほしい。という相談を持ち掛けられました。
企画書にはオーディション方法、著名な楽曲提供者や、ダンス講師の名前が並んでいました。
僕は答えます。
「そんなことよりも皆さんの中で一日5時間、親と話す担当を決めてください、話はそれからです」
「疲れていても、寝ていても、大切な仕事中でも、あるいは家族団らんの時間でも、一切関係ありません、5時間です」
全員黙りました。
数日後、親分格の方が運転手付きの高級車で来て、御礼を述べられました。彼らは考えが甘かった、そしてすべて取りやめになった。と。
実は5時間は最長です、少々盛ってます、でも2~3時間はザラです。
dela一期生、同志社香里ダンス部で全国制覇した弓彩彩香は去年も僕の誕生日に心のこもったメッセージをくれました。
このお母さんとは月イチくらいのペースでケンカしました。
「アンタ終わってるやろ!」
「うるしゃあ!!!終わってるとはなんだあ!ふざけんな!」
大阪弁でまくしたてらて、こちらも名古屋弁で対抗します、お互い言葉は選びません。
ケンカばっかしてましたが、いつもお互いに信頼関係はありました。なぜなら僕もさやちむのママも『どうしたらdelaがもっと良くなるか』と真剣に考えていたからです。
僕もうるしゃあ!とか言いながらも、実はダンスで全国優勝したメンバーのお母さんの考え方は非常に参考になることが多かったのです。
残念ながらそうでない場合もあります。
(以下、ご家族の名誉のために一部話をボカします、また、OS☆Uかdelaかも明記しません)
ある日、コメダ珈琲店に呼び出されて行くと、本人とお父さんとお母さんの3人がおられました。
お母さんは僕が挨拶をして座るなり、机に片肘をついてその手のひらの上にアゴを乗せこう言いました
「さあ、何から文句言おうかしらー?」
『非礼は恥ずべきことです。礼には礼で返しなさい。ですが非礼に対して礼で返す必要などありません。』
母の言葉です。決して裕福ではない時もあった家庭でしたが心の貧乏は一番いけないというのが中村家の教えでした。
再びコメダに戻ります
僕はそのお母さんに言いました。
「お前!まずそのヒジをどけて、姿勢を正せ!!自分の娘が世話になっとる社長の前だぞ!この無礼者が!」
学校の先生は大変ですよ、こんな言葉絶対に返せないでしょう?
なに言われても我慢して、理不尽なこと要求されても、耐えて、耐えて、耐えて、ストレス抱えて鬱病を発症して、子供のころから夢見た教師の職を辞めざるを得ない状況になって・・・・そんな先生今いっぱいいます、本当に同情します。
たまりにたまった鬱憤、僕に対する不信感。ことの発端はこうでした。
彼女は歌とダンスは得意でしたがおしゃべりは苦手でした。
先日記したように僕ば歌って踊って握手するLIVEアイドルを目指していません。
色んな仕事をするために喋りのスキルは必須なのですが、彼女はどうにも苦手としています。
あるとき、こんな会話がありました。
「なぜレッスンに来ないのか?このままでは君だけが遅れてしまうよ」
「レッスン受けたら仕事もらえるんですか?」
「すぐには仕事とれないし、約束はできないよ、でもまずはレッスンを受けないとなにも始まらないよね?」
「じゃ、行きません!」
こんな会話でした。
それが家に帰るとこう変換されます。
↓
「おまえなんかレッスン受けても絶対仕事とれないから来なくてもいい!」
言うわけないでしょう?お前なんか、とか。僕が。
でも可愛い娘が家で泣きながら訴えたら、そりゃあ親は信じますよ、逆に娘の言うこと信じないなんて親じゃないし。
僕はこの家庭では極悪非道のブラックプロデューサーになってたわけですよ、そりゃあ敬意なんて示さない訳だ。
ゆっくりと、他のことも、冷静に、ひとつひとつ誤解を解いていきます。
本人も同席ですので、優しく問いかけます「本当に俺がそういう言い方したか?」
悔しさと虚偽報告の恥ずかしさで娘はただ泣きじゃくります。
だんだんご両親も冷静になってきて、最後は深々と頭を下げ、きちんと非礼を詫び帰宅しました。
よくさ、ネットで、アイドルグループのメンバーがSNSに書き込んで、運営が悪者にされて「謝罪しろ!」「辞めろ!」とかあるよね?
あれさ、全部が全部事実じゃないと思うんだよ、そのウラでは女子独特の感情のバイアスがかってたりするから。だからいつも片方だけの意見で、憶測をもとに人を叩くのやめない?っていうの。
他にもいっぱいあります。
詳しくは書きませんが、僕が他のグループを含めて見てきたかぎり、親が出てこないほうが解決が早い事例の方が多いです。
聞くところによれば、女性グループが解散に至る原因の多くはメンバー同士の不仲・発展して親同士の諍いに運営側が耐えきれず、もう辞めた!ってなるんだと。
delaは本当に仲のよいグループだと思います。メンバー間のトラブルなんて当事者同士で徹底的に話し合ったほうがいいですよ。男同士なら死なない程度に殴り合い、女子なら顔を見ての話し合いです。そうすればほぼ解決できます。
絶対にやっちゃいけないのはLINEやメールでのやりとり、文字情報はみんなが思っているより脆弱です。受け手の精神状態によっても受け取り方が変わってきます。
人間なんだから顔を見て直接話し合い、会えない時はせめて電話です。文字は絶対やっちゃだめ。トラブルが大きくなることはあっても解決はまずありません。
さて
メンバーの親のグチを書いているように思ったみなさん。
今回は前段にすぎません。
実はこの「親御さんからのクレームとその対応」がいかに健全か?という理由を次回書きます。
それは今、この日本で起きている芸能界の鬱・売春・自殺・ドラッグ全てを防止する最善の策であること、それはこの「アイドル論」の最終結論でもあります。
事の真相に迫ります。でも書けないかもしれませんし、すぐに消されるかもしれません。
別にもったいぶるわけではありません。
今起こっていることの本質を考えてみてください。
いいですか?
10代~20代そこそこの若い女性がですね。
わざわざ親元を遠く離れて、ストレスにさらされる芸能界で一人暮らししてること自体が、精神的または物理的実質的にあらゆる危険を引き寄せたと要因であるとは考えられないですか?
ではまた次回、アイドル論最終回。
おしまい
【こくちむ!】
本日1月14日(月祝)24:25~
メ~テレドラマ「名古屋行き最終列車2019」
dela沢口愛華・桜木彩音
ついに松井玲奈さんと共演!!
なんと同級生?なぜだ!その真相はドラマを見てのお楽しみ!
村田万葉、淡路ゆえ、愛梨澄、佐山カオルも登場か?