まず最初に
ジュリーのコンサートへ行き始めてたかが37年の若輩者が、諸先輩のお姉さま方を差し置いてテレビ局のインタビューを受けたことをお許しください。
「黙っとれ!の窮状」
のときはフジテレビ「ワイドナショー」とテレビ朝日さんからの取材申し込みをいただきましたが、相談した諸先輩方からの「インタビューを受けることによってジュリーを知らない人たちからの面白おかしく歪曲された誤解が拡散されるのは避けるべき」とのご意見をいただきました。
さすがだな~と。思いました。
今回もジュリーのファンの皆様のためには早めに沈静化するのが一番良いと思ってました。
が。
日に日に取り上げが大きくなるばかり・・・自宅のデッキがキーワード自動録画でどんどん番組が録画されていく。
10月19日金曜日、フジテレビ「バイキング」ではおよそ40分間に渡ってこの話題を放送。
この日から、比較的好意的なコメントに風向きが変わってきました。番組では、さいたまスーパーアリーナの代替公演に話が及ぶと、レポーターさんが「来年の・・・」に被せるように坂上忍さんが「来年もやんの!!??」と。
そうなんです。坂上さん。
来年も、再来年も、去年も、一昨年も10年前ロマンスも、2000年でもくたばってなく、90年代も、80年代も、70年代も、60年代も、春でも秋でも真冬でもコバルトの季節でも・・・・
ジュリーは歌い続けているのです。
大友克洋さん(←ご指摘を受けて修正しました、ありがとうございます。)が漫画に描きました
「大丈夫だ!日本にはまだ沢田研二がいる」
そう、沢田研二は今も日本で歌っている現役のロックミュージシャンなのです。
TBSさんの若いディレクターさんから水曜日に直接携帯にお電話をいただきました。
何回か電話でお話しし、「悪く取り上げるのではなく、ジュリーが世間からワガママだと言われていることに関してきちんと説明できる方のインタビューがほしい」との趣旨を理解しました。何より「沢田研二論」をちゃんと読んでいただきdelaのこともご存じでしたのでこれは信用できると。
ただし、電話や、ましては文字情報ではなかなか伝わりにくいところがあります。曲解されると多くのファンの方にも迷惑がかかります。
インタビューは直接カメラの前で。とお願いしました。しかも日曜日の放送に間に合うように収録せねばなりません。
金曜日は夕方からCBCラジオで東山動物園からクライアントの生放送レポートが入ってましたので、午前中の収録なら名古屋から往復できます。
TBSはdelaの片岡かずさの番組出演で来て以来
編集室に入ってディレクターさん3人といつもテレビで見る女性レポーターさん。
30分ほど打ち合わせをし、1時間くらい収録しました。
途中何度か取り直しし、僕もコツをつかんできたので答えを端的に表します。
土曜日にも編集中に何度かご連絡をいただき人気番組のVTRの本気度が伝わってきました。
そして今日オンエアされ、先ほど観ましたがきとんと扱っていただけました。
サンジャポのスタッフのみなさま、丁寧にご対応いただきありがとうございました。
ブログは今書いてるこれです。
マニア・・・はい、そうです
「ジュリーマニアの諸兄諸姉!最後まで楽しんでってちょ~だい!」は30周年武道館のオープニングMCだったか?
↑これ、東海ラジオさんで15週放送された番組です。今はたぶんまだYouTubeで聞けると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=Eq9a_jJmQ-s
↑ヒット曲を歌わない?への回答です。
現役のロックスターなのだから、新曲中心のLIVEになる。毎年アルバムだして600曲以上あるわけだから、ツアーのセトリ20曲として30年かかる。
自然と「ヒット曲」を演る確率は下がる。
そして「テレビのヒット曲」と「LIVEのヒット曲」とは違う。
「彼女はデリケート」(佐野元春作詞作曲)は所謂LIVEの定番曲だし、去年の50周年記念LIVEで一番盛り上がったのは、「勝手にしやがれ」でも「TOKIO」でもなく、おそらくファン以外絶対知らない「そのキスが欲しい」であった。
https://www.youtube.com/watch?v=Xz3uE1-8qt8
↑「黙っとれ!」発言でめっちゃ叩かれたときのハナシです。
当時より今のほうがずっとひどいですね。これは後で書きます。
ジュリーのライブは「嗜みをもってみてください」と言いました。
今回の書き込みで一番多いのが
「プロなら、客が一人でも歌え!」の類でしょうかね?
これも後で書きます。
収録が終わって余談になったとき「TBSといえば日本レコード大賞ですよね?沢田研二がレコード大賞獲ったときの視聴率しってます?」
と、答えを言う前に
「50.8%です!」
女性レポーターが即答しました。 や、やるな・・・・
彼女も含めてTBSのスタッフさんから「沢田研二のことを一般の人は知らなさすぎる、僕もよく理解できた」と言っていただきました。
何より嬉しかったです。東京までトンボ帰りした甲斐があったという気持ちです。
そんなことで、実は今日も電話取材を受けまして、明けて月曜日、フジテレビさんの「直撃LIVE グッディ!」で紹介されるかもです。
さて
今回の騒動、僕は俯瞰で見てしまうんです
なんなんでしょうね?この国、知らない間に暴走してませんか?
ストレス地獄なんでしょうか?
ネットでなああああああんも知らん奴が「プロ失格だ!」とか
それになあああああああんも知らん奴らが正義ぶって賛同して。
コンサート行ったことないでしょ?この人たち。
ただありふれた哀れな正義を振りかざして、誰かから借りた言葉をあたかも持論のように振り回す。
それね。とても恥ずかしい行為ですよ。
特に「クソ●●」とか接頭語でクソってつけるひと増えましたよね?
あんまり使わない方がいいですよ、人を見下した言葉。大人になったら恥ずかしくなりますからやめた方がいいですよ。
こういう人たちの言う「プロ」の定義ってなんでしょうね?
◆ファンのご機嫌をとるのが一番大切
◆大衆にはもちろん迎合する
◆ペラいファンに使い捨てにされても毎回ヒット曲を歌う
◆ネットで叩かれるのはイヤだからイデオロギーの主義主張はしない
◆ネットで叩かれるのはいやだから白黒はつけない
◆意地とプライドは持たない
まあ、一部大切なこともあります。
でもね、今の世の中、数少ないけど超越した人もいるんですよ。
芸能界で言えばそれは「スーパースター」と呼びます。
なにがスーパーかって?
そりゃ何よりも50年間毎年新曲出してコンサートやれる人ですよ。
誰もやってないことに挑戦し続ける気概のある人間ですよ。
「男のくせに化粧しやがって」
「バンドまで一緒にビジュアル路線にしやがって」
「色のついたコンタクトレンズしやがって」
「歌手のクセにバラエティ番組に出やがって」
「野球場でコンサートなんかやりやがって」
キリがないけど、挑戦してる人は尊敬されるべきだと思いませんか?
それを続けることってどれほど大変か?
沢田研二がなにも挑戦しないで似非正義人に迎合してたら、今まで続けてこれたのかな?俺たちは応援し続けたのかな?
ジュリー自身は「一言でいえば僕にも意地がある」と言いました。
僕はそれはスーパースターしか持ちえない「矜持」だと繰り返しインタビューで答えました。
スーパースター沢田研二の美学
いつからでしょう?矜持が置き去りにされたのは。
すべてはコンプライアンスに飲み込まれ、美学を語ってはいけない日本になってしまったのは。
僕は今回の一件を追っているうちに問題の本質にたどり着きました。
それはね
あまりにも寛容性を失しているということです。
そりゃね、誰かを殺したとか、社会に迷惑をかけたらいかんですよ。
でも今回のこともよくよく考えてみてくださいよ。
全てはジュリーと関係者とファンの間の問題でしょう?
なんで部外者が一斉に訳の分からんペラッペラな正義を振り回しとんの?
それに「そうだそうだ、けしからん!」って相乗りしてくんの?
恥ずかしくないか?それ?てかあんたら誰なの?ジュリーのコンサートいったことあんの?
モニタースピーカー置かないで、身震いするような声量で歌う本物の歌手の歌を聞いたことあるの?
7,000人のファンに対しては謝ったじゃん。マスコミには一切でないって言ってたのに3回頭下げたじゃん。見てて泣けてきたわ。
「お客さんに甘えさせてもらった」
この言葉の意味わからんでしょ?ジュリーとファンとの絆だわ
何をしてもいいとは思わんよ。
でもね、もう少し寛容になりませんか?
コンプライアンスだけで縛っちゃうと、無味乾燥なうっすい日本になっていくよ。もっとやんちゃなおっさんおってもよくない?
忌野清志郎も死んじゃったし、星野仙一も死んじゃったし
我儘?上等じゃねーかよ。
ロックアーティストが美学を貫いて何が悪い?
俺たちはそういうスーパースター沢田研二の歌を聞きに会場にいってんだよ!ほっとけよ!
寛容を取り戻そうよ、日本人よ。
うん、遠くから来た人は気の毒だったね、でもね、知らないと思うから書くけどね
コンサートが中止になって、理由が契約上の・・・・って発表されたとき、一番多かったファンのリアクションは
「ああ、よかった~!」ですよ
なんでか?
体調が理由じゃなかったから、また次もジュリーの歌が聞けるってわかったからだから「よかった~!」
それがスーパースターのファンの嗜みなんだよ。
僕も「あ、ジュリー帰った?あ、そう。ふうううん」って感じでしたよ。
去年も3300曲を約半年で歌い切って、今年も全国66か所も回っとれば、そら、なんかあるわ。
あとね
ジュリーのファンは高齢の方もいるのね、大半が60代、あれはウソで、高校生や20代、30代のファンが今一番増えてるの。それTwitter見れば簡単にわかるから。
でもやっぱり高齢者もいるのね。病床から動けなくなってジュリーの歌だけが支えで・・・って方もいるのね。
年齢が高いってことはそれだけ寛容でもあるの、ネットでたたくことに免疫がないの。
だから今回の醜い攻撃には、心を痛めてるひとかなりの数がいる。
どうか、そういう人達のためにも、もう余計な誹謗はしないでほしい。
「ジュリーのファンはいいですね、悩んだり悔しい思いができて・・・」
この前いただいたメッセージですよ
西城秀樹さんのファンからの。
まだ、俺たちはジュリーのLIVEに行けるし、こんなことだったけど「今のジュリー」をテレビで見れた。でも西城秀樹はもう二度と歌うことはない。テレビに出ることもない。
現実なんだよな、ちょっと泣けた。
昨日、今日と、ジュリーのファンの間でもポジティブな話題に差し変わりつつあります。
「なんだかんだで、テレビでこれだけジュリーの歌が流れたからよかった」
「ジュリーがあれだけ嫌がってたテレビで見れた、なんてラッキーな」
「ジュリーを知らないで世代にジュリーの凄さを知ってもらえた」
俺たち最高だと思うなあ
実際、レコチョクの歌謡曲ランキングでは上位30位までジュリーの曲が祭り状態になってますしね。
明日くらいまで騒いだらまたみんな日常に戻ろうね。
ジュリーの歌聞いて、LIVEの予定見て、感想やりあって、また来年コンサートに行く。日常に戻ろう。
最後にもうひとつ反論しますね。
「さいたまスーパーアリーナは身の程しらず」という意見について
繰り返しになりますがジュリーは今年66か所でLIVE中です。
名古屋はガイシだから1万人規模、加えて刈谷も岐阜もあったはず
関東圏では日本武道館計4日間を含む23か所でコンサートやってます、今途中ですがすでに8万人を動員しています。
僕はイベンターのことを悪く書きたくないけれど、年2~3回のコンサートであればそりゃドームもアリーナも埋まるでしょうよ。
「70歳で7000人は凄い!」ではなく「70歳ですでに8万人は凄い!」が正解です。
そして「そんなことしてたらファンに見放され・・・」
ません!
全ての答えは次回のさいたまスーパーアリーナLIVEにあります。
そこで、7000人より減って5000人くらいになるか、9000人どころか10,000人オーバーしちゃうのか?
その答えを見てから外野席の方はキャンキャン騒ぐか?
または速やかに
ご退場ください。
ではまた。