仕事の合間にダイアモンドホール行きましたよ、はい。
当然でしょう
階段5階まで登って、当日券3,500円とドリンク代500円払って、ダイアモンドホールのスタッフさんに「あれっ?」て顔されながら、オレンジのペンライト受け取って、会場は懐かしいファンの方にも挨拶して・・・
OVTの後、1曲目はデビュー曲の「Kiss!kiss!!」
高橋見ていきなり泣きそうになったけど、俺の曲だからプロデューサー目線で見てしまう
アレンジを加えてあるけれど、ほぼ原曲の雰囲気を崩してないです
キーは2度くらい上げてあるかな?この曲、当時歌いこなせるのが森咲智美くらいしかいなかったからレコーディングで2度下げた。それを元に戻した感じかな?上の「ラ」くらいまであるからファルセットが使いこなせないと苦しいんだよな~
「A-GIRL」は僕が離れてからの曲、でも結構好きなんです。
続いて
「ダメモトLOVE」
この曲はデモまでは僕の手元にあったから、中村最後のプロデュース曲ですかね、デモが出来立てのころ蝶野晶美に車で新曲だと言って聞かせたら気に入ってくれた。
そして「GGT」
もうこんな呼び方してたのも最近のファンの方は知らないでしょうが、正式タイトルは「Girls☆Girls Talk」、松本拓巳作詞作曲「春恋歌」のカップリングとしてリリースしました。
OS☆U初期のキラーコンテンツです。しかも全く原曲のまま、これはもう、踊りましたよ!
正直、当時の音圧ではダイアモンドホールではキツイなあ。でも一人でテンション上げてました
横に細かいステップで移動するところがあるんだけど、森咲だけどうしてもできない。「こらああ!!」って怒ってもいつもみたいに「アヴァヴァヴァ、アヴァヴァ」て泣くんじゃなくて笑ってやがったから「もうお前だけそのままでいいやっ」てなった。
2番の「大いに恋せよ~」のあとに「イエーイエーイエー」てコーラスがはいるんだけど、ここは清里千聖のパート。
千聖はどうしても高橋の最後の姿を見たがってただけにさぞかし無念だったろうから、俺が代わりに歌っておきました!
そしてこの曲の最大の見せ場、切なく甘い歌詞とメロ
「恋の方程式があれば、悲しい涙は減るのかな?」
OS☆U初期のころは一人ひとりに見せ場を作ってて、この場面のシチュエーションを考えた場合に高橋萌しかいない!って決めた。
メガネをかけた理系美少女がひとりで恋の悩みを解く方法を考えてる。
そんなシーンです。最後まで見事に演じ切りましたね。
泣けました。
2010年8月1日「大須夏祭り」大須観音メインステージ
ここでOS☆Uは誕生します。
商店街連盟の一部の方の「そんなことやったって誰も見に来ないよ・・・」という心配をよそに、会場は新しい純正名古屋アイドルの誕生に沸き立ちます。
公開オーディションの結果ダントツの1位は横地志保
2位も大差で森咲智美
3・4位が伴かなみ、土方瑛里香
5位がかぢぢかな
んで、6位7位にようやく清里千聖と岡島里恋
高橋はその次、小野勇気とともにギリギリのメンバー、あと、氷室のどかと三重県の藤舞華
高橋萌は男子バスケットチームでプレーしてた本格派のバスケ女子。ラグビーの有名校出身で共通の知人も多かった。
そして当日、某取引先の高橋さんから電話もらいました「中村君、ウチの娘がお世話になるよ」
「え?!萌ちゃんて高橋さんの娘さんなんですか!!!!!!早く言ってくださいよ~」
「萌は『お父さんの知り合いだから合格したって思われたくない、だから中村さんに絶対に言わないで』って言われてさ・・・」
へええ。やるな高橋、中々の根性じゃないか!
全員集めて即ミーティングして、千聖と岡島ド叱って泣かして、全員挨拶のしかたから叩き込んで猛練習して
1週間後2010年8月8日
デビューLIVE
大須商店街の路上です
続いてデビュー曲の「Kiss!Kiss!!」のジャケ写
この2年後delaのデビュージャケ写を撮ることになる同じスタジオ、同じカメラマンで撮影です。
オーディション1位2位がセンターの青バージョンです
8月26日には三重県市後浜で初のPVロケ(すみません、敢えて画像小さくしてます)
10月5日スタジオPV撮影
最強のやりたい放題美少女JKコンビ「ばんえり」ですPVロケ中も仲良しです。
僕はプロデューサーとして、頑張って色んなお仕事もってきました。
OS☆Uはみんな楽しそうに、仲良く、一生懸命にやってくれました。
11月20日
2曲目「Merry!Christmas!!」をリリースするころには
(刈谷ハイウェイオアシスにて撮影です)
少女達はみんなみるみるうちに綺麗になっていきました。
千聖なんて、もう未来における名古屋の至宝を予感させる美少女感ハンパないです、溢れだしそうです。
だがしかし・・・そんな中
どうしても小野勇気が垢抜けない、そして高橋萌は地味でした。
それでも小野勇気はすでにメンバーからのいじられキャラの役を獲得していました。氷室のどかも、その後の「dela1期生架乃愛美」「dela4期生神田風音」へと続く、「女子受け路線」を確立。
さて
高橋萌をどうやってキャラ立ちさせよう??
共同プロデューサーの中Pさんが2010年10月のある日、こう言いました
「んんんんん・・・・メガネでもかけさせるか?赤っかいハデなやつ・・」
で、本人に聞いてみると「やってみます!」とのことで
メガネキャラ高橋萌が誕生します
ね!ちょっと地味じゃなくなったでしょ!!!めっちゃ可愛いでしょ!!!
あれから8年
2018年7月15日
当時は夢でしかなかった満員のダイアモンドホールのセンターで歌う高橋萌は1期生の誰よりも綺麗に輝いていました。
僕はそこまで見届けて、松坂屋さんのdelaのLIVEに向かいました。
高橋萌さん
本当に8年間お疲れ様でした!
今日最初に歌ったOS☆Uデビュー曲の「Kiss!Kiss!!」にはサブタイトルがあってそれが
Kiss!Kiss!!~地図にない道しるべ~
もしも君の毎日が なにか物足りないなら 開いてみようこの扉
おとぎ話の中じゃ 見つからない宝物 探しに行こうこの指とまれ!
あの頃、OS☆Uのみんなと始めた大冒険を今、終えて
どうだろう?大きなおもちゃ箱から溢れるくらいの宝物はたくさん見つかったかな?
高橋萌さん・・・・・
いや
なあ、高橋よ
俺は君にプロデューサーとして最後の指示を出す。
OS☆Uを命名し、ロゴをデザインし、芸名をつけ、挨拶のしかたを教えた人間として最後の指示だ。
8年間、純正名古屋アイドルとしは誰も到達していない場所にたどり着いて
君は何を見た?
そして何を得た?
この、軽薄で、欺瞞にみちた世の中で、唯一信じられる高貴な行い
それが「継続」だと僕は君たちに繰り返し教えた。
ウソと裏切りに白々している世の中に伝えてほしい
どうか、君の後に続く名古屋の後輩たちに、清里千聖とともにOS☆U最後の創設メンバーとして伝えてほしい
続けることで時に失ったもの、得たもの、そしてその大きさと素晴らしさを。
どうか、君にしか語れない、高橋萌の言葉で伝えてあげてほしい。
2018年7月15日 OS☆U初代プロデューサー 中村浩一
※メンバーにはすでにご結婚されている方や、芸能界と離れた方もおられます。このブログの写真の削除依頼のご要望がございましたら何なりとメッセージをください、すぐに削除いたします。