今日は、@FM(FM愛知)さんに夕方生出演させていただきました。
同局メインパーソナリティの黒岩唯一さんは21年前、僕がコミュニティFMのプロデューサーだったころのやはり人気DJだった方で、今日の生放送でもdelaのメンバーとトーク中に「中村ああ!!!」(靭帯が切れてもアイドル活動を休ませないブラック企業の社長として)といじっていただきました。
ありがとうございます。黒岩さん元気です、つボイさんの次くらいに尊敬してます。
さて、今日はとても嬉しいことがありました。
詳しくは書けないのですがdelaのメンバーに大チャンスをいただきました。
実現できたら素晴らしいことです。
単純なアイドルを活用した企画云々ではなく「弊社のバックヤード」「delaの過去・未来・方向性」そして「その社会的価値」までご理解いただいた今までにない概要書でした。
ここまで地域文化論を理解している書面は見たことがなく感動しました。不覚にも泣けてきました、まあ、それはウソですが。
そして
その素晴らしい提案をいただいた理由のひとつが「この中村町ブログを読んで、とても共感して」とのことでした。
賛否あるのも分かっておりまして「あんなこと書くと仕事減るぞ」とか「社長は黙して仕事だけしてたらいい」とか、時にはあからさまに「あのくだらんブログを止めろ!」と脅迫もされます。
唯一応援いただいたのは税理士会の野村先生で
「中村君!僕はね、君のブログ全部読んだよ!最初から全部だよ、君ね素晴らしいよ、雑音なんか気にせずにどんどん書きなよ!共感してくれる人はきっといるよ!」
でも数少ない理解者の野村先生も死んじゃって、しばらく書かないと、僕みたいな低レベルの語彙力さえ鈍ってきて、インプットのために活字が読みたくても時間ないし、とにかく2月は発信しようと再開してものでした。
僕は名古屋、東海エリアの情報エキスパート、今風の言葉で言うとインフルエンサーを目指します。芸能文化にとどまらず、生まれ育った名古屋という世界でも稀な素晴らしい街に恩返しをしたいのです。
さて、今日のアイドル論は「嗅覚」についてお話したいと思います。
delaのメンバーがフジテレビの番組ディレクターさんに目をかけていただき、とある全国ネットの番組のロケに参加させていただきました。そのときのお話です。
メンバーはADの方の指示どうりに行動したのですが、結果的に収録に大きな迷惑をかけてしまいました。
ディレクターは激怒、出演者の有名俳優さんが間に入ってその場を収めロケは再開し、なんとか終了しました。
この事件は多くの大切なことを学ばせてくれます。
まず
「自分たちはADの指示どおりに動いたのだから間違っていない、だから悪くない」という考え方をしてはいけません。
そして「悪くないから報告する必要がない」
これはもう最悪です。いつも言いますが「セルフジャッジ」ほど自らを窮地に追い込み周りに迷惑をかける愚かな判断はありません、絶対に自分で良し悪しの判断はしてはいけないのです。未熟なセルフジャッジで積み上げたものを全て壊してしまった女の子を多く見てきました。
「相談さえすれば大問題にならずにすんだのに」というケースを何度も見てきました。
delaのメンバーは即日ではなかったもののきちんと報告をしてくれました。
僕はその足で「坂角のゆかり」を買って東京まで行き、お仕事をご紹介いただいたディレクターの会社までアポなしで行きます。
生憎不在でしたが、すぐに電話をいただきました。
「ああ、中村さん、わざわざ名古屋からすみませんでした。トラブルの件聞いてますよ。まあ、ウチのスタッフの伝達ミスがあったんでしょうね?彼女達には災難でしたね。でもね、大切なのは『なにかおかしい』と感じる嗅覚なんですよ、それってタレントには必須ですよね?」
ものすごく端的で、的を得ているお叱りでした。
現状を整理してみましょう
もし彼女たちが「自分たちは悪くないから報告する必要ない」とほったらかしにしていたとしましょう。
フジテレビさんから見たウチの事務所はなんでしょう?
「てめえんとこのタレントがミスして迷惑かけたクセに詫びの電話ひとつできないバカが経営してる事務所」
そう認識されます。間違いないです。そんな事務所、仕事二度ときませんよ。
AD君は?
「すいません!自分の説明が間違ってました!彼女たちは全く悪くないんです!」
っていうと思うか?番組制作の現場において責任とれる立場にない人間が鬼より恐ろしい上司に、少々の罪悪感があったとしてもだ。普通の人間ならまず保身に走るよ。
大切なのは
「今、どんな状況で周りでは何が起こっていて、自分たちは何をすれば最善か?」って常に自分の頭で考える能力
これを「嗅覚」というわけです。
昨日、俳優の大杉漣さんが急逝されました。
メ〜テレドラマ「名古屋行き最終列車」では
delaの沢井里奈や秋波愛が大杉漣さんのお店のレポーター役や、ラーメン屋の客でご一緒させていただきました。
中京テレビ特別ドラマ「名駅1丁目1番1号」では綾瀬麗奈が杉さんがドラマで演じる『サワダケンジ(愛称ジュリー)』の若いころ好きだった人の役をいただいて。
神宮ロケの控え室で沢井里奈に優しく話しかけていただいた笑顔が忘れてられません、ご冥福をお祈りいたします。
ってツイートしたら、続々と・・・・
「エキストラで参加したが、俺たちに向かって『ご苦労様』と頭を下げた」とか「優しく話しかけてくれた」とかの書き込みがたくさんあって。
決して大スターでない俳優さんが報道ステーショントップニュース5分独占したのもすべてはそのお人柄、つまりは
気配り
なんでしょうか?
て!
ブログ書いてたら、中京テレビのプロデューサーさまから今、まさにこの時間にメール入りましたので
緊急告知!!!
大杉漣主演ドラマ
「名駅1丁目1番1号」
緊急再放送!!!!
2月25日(日)26時11分~27時47分
※CM枠は設けず、本編のみの放送を予定しております。
嗅覚の利く人と気配りのできる人
ちょっと違うか?
でも同じユニット内の仲間の言葉だね
今、delaには天才美少女11歳の村田万葉(むらたかずは)って子がいてですね。
全国的なオーディションで5,000人の中から準グランプリを受賞して鳴り物入りでウチに入ってきたのですが、
めちゃくちゃ可愛いだけでなく、レコーディングさせたらリズムと旋律は正確で修正能力も高い、コントやらしたら動きのバリエーション自分で考えてくるわ、ダンスはすぐに覚えるわで、ほんとに天才なんだけど。
そんな村田万葉に先日
ちょっと意地悪してみました。
松坂屋さんのLIVEのとき、ステージに出られない村田は一人で控えテントにいました。
大抵はテントの中で外のLIVEの音だけ聞いて練習してます。いつもは「チラシ撒きに行くよ~」と声をかけるのですが、この日は声をかけずに僕ひとりで通行人にチラシを配っていました。
そうです。
(お父さん・お母さんこれ読んでたらごめんなさい)万葉の「嗅覚」を試しました。
外は極寒、いちいち寒いところへ出たくないです。
ステージで歌って踊りたいです、チラシ撒くのは恥ずかしいです。
しかも受け取ってくれないと心が折れます。
ダンスを早く覚えたいからテントの中で練習したいです。
すべて11歳の女の子ならば正当な理由です。
社長が一人でチラシ配りしてても「練習してたから気づきませんでした」って言い訳を誰も咎めません。
果たして、僕がチラシ配りを始めた2分後、村田が走ってきました
「すみません!!!!」
その表情は「やってまったああ」って顔してます。僕からチラシを奪い取るとすぐに配り始めました。
①今、自分は控室にいる
②次の曲が始まっている
③中村は呼びに来ない
④まだ呼びに来ない
⑤おかしい
⑥外を見る
⑦中村がチラシ配ってる
⑧ヤバい!走る
まさにこの⑤番、そして⑥番が嗅覚そのものです。ここまでのレスポンスが語れるのはそう、あの聖なる名前を持った美少女以来数人だけです。
村田万葉
タダモノではない。注目しててください。
たかがチラシ配りのハナシ?
甘く考えないほうがいいですよ。
ご自分の会社で、グループで、自分の行動を思い起こしてください。
この嗅覚こそが自分を救い、周りのひとを幸せにしていきます。
「嗅覚」
利かせてますか?
おっとデニーズが今日は清掃のため追い出されます。
次回予告「天賦の才能」
ヒマだったらまた読んでください。
つづく