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◆沢田研二論 「3秒聴けば誰でもわかる名曲ベスト100」ジュリー目線バージョン②

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ジュリーの視点から見れば日本の歌謡界の歴史がよく見える。全ての音はジュリーに通ずる上差し

 

つづきです。

(文中全て敬称略)

 

 

河島英五 「酒と泪と男と女」

 

2021年のジュリーソロ50周年LIVEで会場中を涙で濡らした名曲「いくつかの場面」の作詞作曲の川島英吾さん、亡くなられて早20年です、

 

70年代シンガーらしくトークも面白い方で、イスラム圏で旅をしていたときチンピラに絡まれて大ピンチに・・・その時「このアゴを見ろ!俺は日本のアントニオ猪木のいとこだ!」と言って猪木ポーズで身構えると「なに?お前は俺たちの英雄モハメド・アリと戦ったあの猪木の親戚なのか?」と信じちゃってそっから仲良くなった。というエピソードは最高に笑いました。
河島さんの「いくつかの場面」はジュリーが節目節目で必ず歌う素晴らしい曲です、ありがとうございます。

 

合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

松山千春「長い夜」 「大空と大地の中で」

※写真を並べたのは特に意味はござません

 

 

今では当たり前になった「ベストアルバム」

それまでは数年間第一線で活躍し続けたシンガーがいなかった。1979年、初めて現役でベストアルバムを出したのが沢田研二と松山千春

 

ジュリーが「ROYAL STRAIGHT FLUSH」

 

 

 

 

 

 

 

松山千春が「起承転結」

 

 

 

なんですか?!この抜群のタイトル!

タイトルだけで、二人がどういうキャラか?どんなジャンルかまで推測できる、センス素晴らしいよね~って小学生の僕らはどっちか買って貸し借りしてSONYのBHF46分テープに録音しました。

 

あとはですね、今の若い方は想像できないでしょうけど、松山千春はテレビ出ないんですよ。ジュリーはザ・ベストテン大好きなんですけ、ど甲斐バンドもオフコースもテレビ出ないんですよ。

久米宏さんが申し訳なさそうに「今週も松山さんは出演されません」って。

 

でも「季節の中で」で1位になった時のスタジオLIVE、そして「長い夜」のLIVE映像だけ放送されたんです。

 

翌日中学校ではもう大騒ぎでみんな「♪なっが~~~~~~~~~~~~~~いよるを~~」てマネしたもんです。

このあと、たしかテニスボールを後ろ足で蹴るんですよね、カッコよかったですね~。

 

「大空と大地の中で」はまた改めて書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さだまさし「関白宣言」

 

松山千春と70年代フォーク~ニューミュージック時代双璧の人気を誇ったのがさだまさし

(2000年ごろ、松山千春とさだまさしの頭髪をアップで写して千春が「おい!やめろ!!!」とガチで怒ってたの面白かった)

 

でもこの大ヒット曲、今リリースしたら田〇〇子さんと、〇ェ〇〇〇〇団体関係者と、それに便乗して正義を振りかざす社会学者と、ネットから袋叩きにあって「歌手辞めろ!」「引退しろよ!」「謝り方が気に入らない!」「スポンサーに不買運動を!」からのワイドショーで司会者が「いやあ、ありえないですね」となる展開でしょうな。

 

70年代はこれが許される寛容な時代でした。個人的には数年後の平松愛理「部屋とYシャツと私」どちらも好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森進一「襟裳岬」

 

おっと、作詞も吉田拓郎かと思ってました。

ザ・スパイダースの前座で「俺は絶対有名になってやる!」と叫んでたという吉田拓郎

同じ時代、異なるジャンルを生きたジュリーと拓郎。

2000年に「LOVELOVEあいしてる」でジュリーと吉田拓郎が「骨まで愛して」をデュエットしてました、その後、10年くらい前にもNHKで対談してましたね。拓郎のラジオ番組ではよくジュリーのお話されてました。

 

実は作詞・作曲/吉田拓郎 歌/沢田研二の曲があるのです。

フジカラーのCMソング「いま、このときめきを」がそれ。コカ・コーラのCMソングなどが収録されている「ジュリーCMソングコレクション」にも入っていないまぼろしの曲。それをラジオ番組でオンエアした情報が入ったのは随分後で、ほんとかどうか定かではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

郷ひろみ「男の子女の子」

 

作詞岩谷時子だったの?!ということはジュリーも郷ひろみもデビュー曲が岩谷時子ってことですな。知らんかった。

ジュリーと郷ひろみのライバル関係(野球チームで対戦したり、新春かくし芸大会で「一等賞は大好きじゃ」と言ったり)はよく知られるところですが、あれはテレビの中の演出・・・・と思いきや

 

1982年ごろ、ジュリーはLIVE MCで「あいつはテレビで必ず俺の横に立つねん、足の長さを見せつけてくる、そんなん子供の頃食ってるもんが違うからしゃないねん!でも、肌の綺麗さでは負けてへん」といえば

 

愛知県体育館で開催されたアイドルフェス(これもたしか1982年くらい、タイトル忘れた、川田あつ子とか出とった)に出演した郷ひろみは「How many いい顔」「禁漁区」「お嫁サンバ」のヒット曲連発の途中でいきなり

 

「イエエエエエエ!!!!」

 

「ジュリーがなんだあ!!!!!」

 

「イエエエエエエ!!!!」

「マッチがなんだぁ!!!」

「トシがなんだあ!!!」

 

とファンと掛け合いを始め、ドン引きしました。

しかも最初がジュリーだった。これははっきり覚えてる。

 

それでも、80年代後半AORに行ってしまったジュリーが「muda」で正統派Rockに帰還(←毎回これ書くと怒られます、すみません)して初めてテレビに出たのが郷ひろみの番組のゲスト。ブルーのデニムにサングラス、1曲で完全にスタジオの空気を変えるジュリーを見て郷ひろみが笑顔で拍手してた。

 

ジュリーカッコよかった!郷ひろみやるじゃん!って思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西城秀樹「YOUNG MAN」

 

 

僕らの世代、もう語りつくせないエピソード満載ですが

ローラとニーナのレコードジャケットを見て「ニーナ」を選択した僕にとってはやはり忘れられない存在です。

 

ジュリーが訳詞して25周年武道館LIVEのオープニングで歌った「I believe in music」西城秀樹もライブで歌ってました。しかもジュリーの訳詞そのままで、さらに言えばキャンディーズもジュリーの歌詞で「I believe in music」歌ってます。

 

そしてヒデキといえば何といってもザ・ベストテンでたたき出した9999点!未来永劫破られない記録。

これはジュリーのレコード大賞50.8%、寺尾聡の12週連続1位と並ぶ伝説となっていますね。

 

こんなに語り継がれ、その年、あらゆる記録を打ち立てた大ヒット曲も「外国の曲だから」という理由でレコード大賞は対象外。これは近年DA PUNP「U.S.A」と同じ悲劇だったといえるでしょう。

 

1979年12月31日その瞬間、大賞に「魅せられて」がコールされると、西城秀樹は先に立ち上がってその長身から手を差し伸べて、ジュディオングをステージ近くまでエスコートしたのです。

 

 

 

ジュリーの「カサブランカダンディ」がヒデキに負けるのなら仕方ないと思っていたのに、子供心に「なんで?なんで?」ってなったのと同時に、西城秀樹ってカッコええなあ、って強く印象付けられました。

 

 

「I believe in music」 訳詞:沢田研二 

歌:沢田研二 西城秀樹 キャンディーズ

 

いつままででもみんなの前で歌いたい

 

迷ったりころんだりしながらも

 

たとえ誰がなんと言おうとも

 

僕自身の選んだ道だから

(キャンディーズは「私たちが選んだ道だから」)

 

 

西城秀樹(LIVE)

※スマホだとリンクが表示されないですね

 

 

 

 

 

 

沢田研二(LIVE)

 

 

キャンディーズ

 

 

 

 

 

 

 

ヒデキがおらんくなってから歌謡界がつまらんくなったなあ・・・

 

合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく・・・かもしれん

 

 


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